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「コンセプト」と「ターゲット」


20代の頃は「こってりラーメン」が大好きだった私も最近は「あっさりラーメン」を食べるようになりました。
「安い居酒屋」から「落ち着いた雰囲気で美味しい料理を出すお店」に足を運ぶようになりました。
消費者は年齢、趣向、収入、健康等の変化により「求める価値」が変遷していくものです。
成熟時代のマーケティングではLTV(ライフタイムバリュー)に着眼しますが、飲食店に関しては中期的なサイクルに読み替える必要があるかもしれません。

消費者を効率的に獲得していくには「コンセプト」と「ターゲット」を明確にすることが重要です。
「どのような商品・サービス」を「どのような顧客」に提供するのか?
この2要素を明確にするだけで、売上目標を達成するケースもあります。

「コンセプト」はお店の「こだわり」なので経営者だけでなく全従業員が共有しなければなりませんし、全員の考え方や言葉、お店の雰囲気、備品、音楽などが全て「コンセプト」に合致しなければなりません。

「ターゲット」は集団として捉えるのではなく、個別具体的な人物像を想定することが重要となります。
年齢・性別・職業・収入・趣向など、具体的な人物像を想定することで、消費者理解が促進し、よりきめ細やかな「コンセプト」が形成されることになります。

広告・宣伝・販売促進等に意識が集中しますが、まずは「コンセプト」と「ターゲット」を明確することが売上拡大の近道かもしれません。


2018年7月8日 駒木根大輔